抜ける転写紙について
『抜ける転写紙』は画像や文字部分だけが転写できます
画像の部分のみプリントする事ができる転写紙を弊社では『抜ける転写紙』と呼んでいます。
抜ける転写紙は、熱とトナーの力で作るので、スクリーンプリントのように版を作る必要がなく、カッティングのように不要な部分をカス取りする作業もいりません。印刷はレーザープリンターで行いますので、フルカラープリントができます。色数が多くスクリーン印刷では割高になってしまう場合や、細かい文字等が多くてカッティングシートでは作れないデザインに適しています。
細かいデザインも『抜ける転写紙』なら1枚から作れます。
抜けるしくみ
トナーは熱を加えると溶けて接着剤のようになる性質があります。
この性質を利用して布用の糊(プラスター)をくっつけて抜きマークを作ります。
Type-DとType-W/Type-Sは手順が違いますがどちらもこの性質を用いて抜き工程をしています。

MPプラスター タイプW
白トナー対応の抜きプリントができる転写紙。マーク作りが1ステップでできます。
MPプラスター タイプC
トートバッグ用転写紙。
MPプラスター タイプB
ウインドブレーカーなどの薄手の生地にプリントする場合にどうぞ。
MPプラスター タイプD
白デザイン用。白トナーがなくても白の抜きプリントができます。
MPプラスター タイプG
メタリックなプリントができます。透明トナー使用。Type-W・Type-C・Type-Bの場合
MPシートに印刷した時の断面図は下記のようになります
熱をかけるとプラスターがトナーの部分だけにくっつきます。
トナーが少ししか乗っていないと糊にくっつく力が足りず、抜きマークが作れません。
トナー濃度は70%以上でご使用ください。濃度が足りない場合は白トナーで補ってください。
用紙が冷めると抜けないので、プレス機の上から下さず、熱いうちに2枚を剥がします。
トナーのある部分に糊(プラスター)がくっつき抜きマークができます
Type-Dの場合(概略)
普通紙(コピー用紙)に不要な部分を黒くしたデータを印刷します。
必要な部分にはトナーは乗せません。
熱をかけるとプラスターがトナーの部分だけにくっつきます。
このプラスターが糊になります
プラスターの糊の残っている部分と印刷したMPシートを合わせます。
白いデザインの時にはMPシートに印刷する必要はありません。(貼り合わせは必要です)