レーザープリンタで
「膨らむプリント」を作る方法
1枚約20秒・版もカス取りもいらない
文字やロゴがぷっくり立体的に膨らむ「発泡プリント」。これまではシルクスクリーンで版を作るか、発泡タイプのカッティングシートを切ってカス取りするのが一般的でした。
この記事でご紹介するのは、レーザープリンタでコピー用紙に印刷するだけで、膨らむプリントが作れる転写シートです。1枚から、しかも約20秒で作れます。動画は発売前に撮影したものですが、現在はぷくぷくプリントシートとして販売しています。

- コピー用紙に黒で反転印刷し、専用の糊シートと合わせてプレスするだけ。版・カッティング・カス取りはすべて不要
- 作業時間は糊付け約15秒+転写1秒+発泡5秒=約20秒
- 専用のプリンターは不要。OKI・リコー・ブラザー・キヤノンなど、多くのレーザープリンタで使える
- コツは温度。糊付けは低め(120℃くらい)、転写と発泡は160℃
- 動画では1週間毎日洗濯しても問題なし。商品ページの試験では洗濯堅牢度4-5級
どんなプリントができるのか
印刷したデザインの部分だけが、ぷっくりと立体的に膨らむプリントです。文字やロゴ、線の細いデザインも表現できます。動画では白で作っていますが、現在のぷくぷくプリントシートはホワイト・シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの5色展開です。

作り方(4ステップ)
| 用意するもの | 内容 |
|---|---|
| レーザープリンタ | 黒(K)で印刷できればOK |
| コピー用紙 | ふつうのコピー用紙で大丈夫 |
| 糊シート | ぷくぷくプリントシート |
| プレス機 | 160℃に設定。糊付け用にヒートバリアマットがあると便利 |
- コピー用紙に反転印刷するデザインを左右反転して、コピー用紙に黒で印刷します。
- 糊シートと重ねてプレスし、はがす(約15秒)印刷した紙と糊シートを重ねてプレスし、糊シートをはがします。トナーで印刷したところにだけ糊がつくので、カス取りはいりません。このときの温度は120℃くらいが適温です。
- 生地にのせて、160℃・1秒プレスTシャツにのせて、160℃でプレスします。時間はわずか1秒。熱いうちにはがせば転写完了です。
- もう一度プレスして膨らませる(5〜6秒)転写したプリントの上から5〜6秒プレスすると、さらにぷっくりと膨らみます。





※温度・秒数は動画撮影時のものです。実際の作業では、商品に付属の説明書の条件に従ってください。
うまくいく温度のコツ
このシートは、糊付けのときの温度がとてもシビアです。
| 温度 | 起きること |
|---|---|
| 低すぎる | トナーの上に糊がつかない |
| 適温(120℃くらい) | 印刷したところにだけ、きれいに糊がつく |
| 高すぎる | 紙の上で膨らんでしまい、生地に転写できなくなる |
糊付け(120℃くらい)と転写・発泡(160℃)で温度が違うので、プレス機が2台あれば1台ずつ温度を分けるのが理想です。1台で作業するときは、プレス機を160℃に設定したまま、ヒートバリアマットをかぶせて糊付けします。動画では、マットをかぶせなかった部分が紙の上で膨らんでしまい、その差がはっきり出ていました。
これまでの発泡プリントとの違い
| シルクスクリーン(発泡インク) | 発泡カッティングシート | ぷくぷくプリントシート | |
|---|---|---|---|
| 版 | 必要 | 不要 | 不要 |
| カッティング・カス取り | 不要 | 必要 | 不要 |
| 1枚から | 割高 | できる | できる |
| 細かいデザイン | 得意 | 苦手(カス取りが大変) | 細いラインもOK |
| 必要な機材 | 製版・印刷設備 | カッティングマシン | レーザープリンタ+プレス機 |

写真のようなフルカラーのデザインには向いていません。写真をプリントしたい場合は全面プリント転写紙、平らなフルカラーにしたい場合は抜ける転写紙タイプWを使ってください。
使えるプリンターと、衣類以外への応用
このシートのいちばんの特長は、特定のプリンターを買わなくてもいいことです。動画の時点で、ブラザー・OKI・キヤノン・リコーのレーザープリンタで問題なく作れることを確認しています。商品ページでは、コンビニのマルチコピー機などでの使用実績も紹介しています。
※使用できるプリンターの最新情報は商品ページをご確認ください。リサイクルトナーを使っている場合は、うまく抜けないことがあります。
衣類以外にも
動画ではTシャツのほかに、コースターや木材にもプリントしていました。合皮にも転写できる可能性があります。また、プレス機のかわりにラミネーターでもマークを作れます。

よくある質問
- どんなレーザープリンタでも使えますか?
- 多くのレーザープリンタで使えます。動画ではブラザー・OKI・キヤノン・リコーで確認しています。プリンターによってはがすスピードなどに多少の差があるので、最新の対応状況は商品ページをご確認ください。リサイクルトナーではうまくいかない場合があります。
- 1枚作るのにどれくらい時間がかかりますか?
- 糊付けが約15秒、生地への転写が1秒、膨らませるプレスが5秒で、合計約20秒です。版作りやカス取りがないので、1枚からすぐに作れます。
- 糊付けがうまくいきません
- 温度がずれている可能性が高いです。低すぎるとトナーに糊がつかず、高すぎると紙の上で膨らんでしまいます。糊付けは120℃くらいが適温なので、160℃のプレス機を使う場合はヒートバリアマットをかぶせて温度を下げてください。
- 洗濯には強いですか?
- 動画では1週間毎日洗濯しても問題ありませんでした。商品ページの試験結果では洗濯堅牢度4-5級です。ただし、膨らませるプレスの時間が長すぎると内部で発泡しすぎて、洗濯でボロボロになることがあるので、時間は守ってください。
- 色は白だけですか?
- 動画撮影時は白のみでしたが、現在のぷくぷくプリントシートはホワイト・シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの5色です。
この記事のもとになった動画
【新商品・国内初】どのレーザープリンタでも1枚30秒で膨らむ白プリントができる転写紙のご案内 業者様向けTシャツプリント講座(約8分)
膨らむプリントの手触り、
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