白トナープリンタWTRIP835
導入直前によく聞かれる
9つの質問と答え
白トナープリンタWTRIP835を導入されるお客様の多くは、動画や東京・大阪・福井のショールーム、オンライン説明会、無料サンプルで中身を確かめたうえで購入を決められます。それでも購入の直前に確認される質問には、いくつもの共通点があります。
この記事では、その「導入直前の質問」9つと答えを、パソコン・消耗品・設置・サポート・生地のカテゴリに分けてまとめました。もとの動画は2024年8月の公開で、当時から変わった価格や仕様は「動画撮影時」と「現在(2026年10月時点)」に分けて書いています。
- パソコンはWindowsが必要です。データはMacで作っても大丈夫ですが、印刷するRIPソフトがWindows用です。イラストレーターは無くても始められます
- ラミネーターは「あった方が良い=必要」。糊付けがしやすくなり、転写紙の失敗が減ります。手元のラミネーターも8〜9割は使えます
- トナーの買い置きは基本不要。在庫があり発注後すぐ発送しています。白トナーは未開封でも劣化するため、現在は長期のストックをおすすめしていません
- セットアップはパソコンとつないでRIPソフトを入れる程度で、9割方のお客様がご自身で完了。導入後のサポートは無期限です
- プリントできないのはビニールと撥水の強い素材。写真のプリントはできます。プレス機を置く机はしっかりしたものを選んでください
動画撮影時と現在で変わったこと
動画は2024年8月の公開で、当時の導入実績は累計600先(年間約100先)でした。現在の製品ページでは800台超と案内しています。答えの中身は今も同じものが多いですが、価格や付属品、パソコンの条件などは変わっています。先にまとめておきます。
| 項目 | 動画撮影時(2024年8月公開) | 現在(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| 導入実績 | 累計600先超、年間約100先 | 800台超 |
| WTRIP835の価格 | 35万円(税込38.5万円) | 390,000円(税別)/429,000円(税込) |
| セットの白トナー | 白トナー・白トナー用ドラム | 大容量の蛍光白トナー・蛍光白トナー用ドラム(通常の白トナー・白ドラムは受注生産品) |
| 抜ける転写紙 | 300円(動画内の案内) | Type-W A4 341円+印刷代33円=約374円(税込) |
| プレス機 JL-PL003BⅡ | 14.1万円。約45kg、本体W775×D705×H615mm | 本体重量約45.5kg、スウィング時の最大W760×D800mm(価格は製品ページでご確認ください) |
| パソコン | Windowsなら基本OK(まれに使えないPCあり) | Windows 10以降。ARMプロセッサ(Snapdragon搭載など)の機種、Windows RT、Surfaceの一部は使用不可 |
| 無料のデザインソフト | Inkscapeなどのフリーソフト | Affinityシリーズを最もおすすめ(製品ページ・2026年2月時点) |
| ラミネーター | あった方が良い・必要(A3サイズで1.2万円ほど) | 「抜ける転写紙を制作する際には必ずラミネータを使用」と案内。糊付けを自動化するペイスターも登場 |
| お届け | 基本在庫あり、3営業日ほどで配達 | ご注文・ご決済またはご入金確認後、2〜3営業日で出荷(離島を除く)。トラック荷台渡しまたは軒下渡し |
※動画撮影時の価格は動画内の表示です。現在の価格・仕様はWTRIP835、プレス機、ラミネーター、ペイスターの各製品ページ(2026年10月時点)によります。
パソコン・ソフトの質問
Q1. Macのパソコンで使えますか?
答え:Windowsのパソコンをご用意ください。
Macで作ったデザインデータは問題なく使えます。ただ、最終的にプリンターへ印刷させるRIPソフト(PrinterStation)がWindows用のため、印刷するパソコンはWindowsが必要です。
Macしかお持ちでない方には、当社スタッフも使っているPanasonicの小型ノートパソコン(CF-SZ6)をご案内しています。中古なら2〜3万円ほどで、小さくて軽く、RIPソフトも問題なく動いています。WindowsのパソコンにイラストレーターなどのソフトはRIPソフトの動作に必要ありません。RIPソフトをダウンロードして印刷できれば、容量もそれほど取りません。

※現在(2026年10月時点)の製品ページの条件:対応OSはWindows 10以降。Mac OS、Microsoftのサポートが終了したWindowsは非対応です。Windows 11でもARMプロセッサ(Snapdragon搭載モデルなど)の機種はプリンタドライバーが入らず使えません(Intel製プロセッサの機種を確認)。Windows RT、Surfaceの一部の機種はライセンスキーの認証ができない場合があります。動画でも「まれに使えないPCもあるので、事前にお問い合わせください」と案内しています。
Q2. イラストレーターが無くても使えますか?
答え:無くても大丈夫です。ただ、あるに越したことはありません。
WTRIP835のRIPソフトは、PDF・PS・EPS・AI・TIF・BMP・PNG・JPG(JPEG)・PSDと、ほとんどのファイル形式を取り込んで印刷できます。イラストレーターやフォトショップを使うのは、プリントしたいデータの色味を変えるなどの修正をするときです。
WTRIP835の印刷に関わる編集ソフトとしては、イラストレーターとフォトショップの存在が大きく、どちらも操作が分かりやすく、調べればGoogleですぐに答えが出てきます。一方で、月額・年額のサブスク契約がネックと感じる方もいます。どちらも後からでも契約できるので、まずはInkscapeなどのフリーソフトから始めて、必要を感じたら契約しても遅くありません。
※現在(2026年10月時点)の製品ページでは、無料のデータ編集ソフトとしてAffinityシリーズを最もおすすめしています(2026年2月時点)。使い方はAffinityの記事、Inkscapeの記事をご覧ください。
Q3. ふつうの文書印刷はできますか?
答え:できます。
WTRIP835は、白トナーを外してプリンターの中をCMYKに戻すと、Wordなどの文書印刷ができます。ウェアプリントの機械としても、ふつうのコピー・文書印刷用のプリンターとしても使える「2刀流」です。動画では、ウェアプリントの機器で文書印刷もできるのはレーザープリンターならではと紹介しています。

※現在の製品ページでも、トナー構成はC・M・Y・K・W(白)で、「K(ブラック)とW(ホワイト)は入れ替えて使います」と案内しています。
消耗品・資材の質問
Q4. ラミネーターは必要ですか?
答え:あった方が良いです。必要です。
抜ける転写紙は、印刷したシートと糊のシートを合わせ、熱プレス機でプレスして糊をつけてから使います。このとき、先に2枚をラミネーターに通して仮に圧着しておくと、糊付けがしやすくなり、転写紙の失敗がかなり減ります。

「白トナーは糊付けが難しい」という評判を聞くことがありますが、ラミネーターを使うと歩留まり(失敗の少なさ)が大きく改善します。転写紙にもコストがかかっているので、多くのお客様がラミネーターを通して糊付けしています。動画撮影時は、A3サイズのラミネーターを1.2万円ほどで販売していました。

すでにラミネーターをお持ちの方は、まずそれを試してください。8〜9割のラミネーターは相性に問題ありません。判断の目安は、印刷シートと糊シートの2枚を通したあと、まっすぐ密着して出てくればOKです。2枚が浮いてぼこぼこになる場合は向きません。分からなければ、通したあとの写真を送っていただければ当社で判断します。

※現在(2026年10月時点)のラミネーターの製品ページでは「抜ける転写紙を制作する際には必ずラミネータをご使用ください」(A4・A3対応)と案内しています。価格は製品ページでご確認ください。また2026年には、糊付けを自動で行うペイスター(A3機 350,000円・税別、専用シートMP-Pを使用)も発売しています。
Q5. Tシャツなどの素材はクイックアートで買えますか?
答え:販売用にプリントする方には、Tシャツ素材のメーカーをご紹介しています。そちらからご購入ください。
一方、物販が目的ではなく、ご自身の趣味で使う場合は、無地素材のメーカーをご紹介することができません。その場合は、ネットなどで無地のTシャツを販売しているところからご購入ください。仕入れ先の選び方はTシャツの仕入れ先の記事でも紹介しています。
Q6. CMYKと白のトナーは、最初からストックしておいたほうが良いですか?
答え:必要に迫られない限り、ストックしておく必要はありません。
WTRIP835は主にC・M・Y・白の4色でプリントします。動画では、実際に刷れる枚数はCMYKトナーが約1,000枚、白トナーが約3,000〜4,000枚と紹介しています。メーカーの記載はCMYKが約2,500枚、白が約10,000枚ですが、ウェアプリントでは記載の4掛けほどで終わるイメージです。

トナーの残量はプリンターのディスプレイに5段階で表示されます。残り2目盛りほどになったら次のトナーを準備しておきましょう。「交換してください」という表示が出てから10〜20枚ほど刷ると空になり、プリンターが使えなくなるので注意してください。
CMYKと白のトナーは基本的に在庫があり、ご注文後すぐに発送しています。小ロット向けの設備を低い価格で始められるのが白トナーの良さなので、最初から将来のトナーまで自己資金で買う必要はありません。決算に向けた節税のために購入したい方や、融資の枠を使って一度にそろえたい方は、トナーを含めてストックをそろえるのも良いでしょう。どちらにしても、ストックは必須ではありません。
設置・スペースの質問
Q7. WTRIP835とプレス機は、どのくらいの大きさの机に置けますか?
答え:幅160cm・奥行80cmの机が1つあれば十分です。
動画で使った机は幅160cm・奥行80cmで、WTRIP835と熱プレス機を並べて置いています。奥行は80cmもいらず、60cm以上あれば足ります。スウィング式のプレス機は、上ゴテを横に回すと最大で約80cmになるので、そのぶんのスペースを横に空けておいてください。

| 機械 | 動画撮影時の表示 | 現在の製品ページ(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| 白トナープリンタ WTRIP835 | W449×D552×H360mm、約40.0kg | W449×D552×H360mm、約40.0kg(消耗品込み)/約32.0kg(本体のみ) |
| 熱プレス機 JL-PL003BⅡ(3BⅡ) | 本体W775×D705×H615mm、約45kg | 本体重量約45.5kg、スウィング時の最大W760×D800mm、作業台W500×D400mm |

プリンターは机を選びませんが、プレス機はしっかりした机に置いてください。会議用テーブルのような薄い机だと、プレスしたときの反発が少なく、圧力が足りなくなることがあります。人が乗ってもぶれないような、4本脚のしっかりした机が理想です。
※現在のプレス機の製品ページでは、上ゴテを90度以上回転するとひっくり返るため、机にボルトで留めるか、同梱のクランプなどで固定するよう案内しています。また、プリンターとプレス機は「トラック荷台渡し」または「軒下渡し」でのお届けで、本体が大きく重いため1名での設置は困難です。
セットアップ・サポート・保証の質問
Q8. 届いたあとのセットアップは? 導入後も質問できますか?
答え:セットアップはパソコンとつないでRIPソフトを入れる程度です。導入後のサポートは無期限で、いつでも質問できます。
WTRIP835とプレス機は運送会社でお届けします。セットアップの手順は次の2つだけで、説明書も付いています。プレス機は机に置くくらいです。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | パソコンとプリンターをつなぐ |
| 2 | 付属のCD、またはネットからRIPソフトをダウンロードし、説明書を見ながら設定する |

動画撮影時点で、9割方のお客様はご自身でスムーズにセットアップできています。累計600先以上の導入の中で、説明書も分かりやすく改善してきました。分からないときは電話・メール・テレビ電話(LINEやZoomなど)で対応し、撮影時点では近隣の方には導入時や導入後のサポートで訪問もしていました。
導入後に使い方を聞くのは、もちろん大丈夫です。機械を売って終わり、教えるのに別途お金をいただく、といった対応はしていません。導入直後の1か月ほどは分からないことが多く質問も出ますが、1〜3か月ほどで慣れて質問が減っていくのがこれまでの傾向です。1年後、2年後、3年後に聞いていただいても構いません。導入後のサポートは無期限で、白トナープリンタ以外の商品も同じです。

テレビ電話を積極的に使うのは、色の感じ方が人によって違うからです。同じ赤でも「薄い」と感じるポイントは人それぞれで、電話の言葉だけでは共通認識が持てません。画像やテレビ電話なら、同じものを見ながら話せます。転写紙は福井の本社工場で作っていて、メーカーとして不具合への対応も早く行っています。
生地・プリントの質問
Q9. プリントできない素材は? 写真はプリントできますか?
答え:ビニールと、撥水の強い素材はプリントできません。写真のプリントはできます。
ビニールは熱を当てると溶けるため、熱転写そのものができません。また、カッパのように水を思い切り弾く撥水の強い素材は、コーティングが強くて糊が繊維まで届きません。ナイロンも撥水加工されていることが多いですが、弱い撥水のものはプリントできます。撥水の強さによって、プリントできるものとできないものがあると考えてください(撮影日時点の内容)。

写真のプリントは、写真用のプリントシートを使えばきれいにできます。抜ける転写紙でも写真柄はプリントでき、写真をプリントされるお客様は意外と多いです。

※現在(2026年10月時点)の製品ページでは、WTRIP835の1台で綿・ポリエステル・ナイロンの3大生地にプリントできると案内しています。写真のプリントには、全面プリント転写紙のWHS-SOFT(黒・白共用、835/844専用)などがあります。ペイスターで作るマークの場合は、ナイロンは撥水加工なしのものが対象です。
導入前に知っておきたい注意点
動画では、9つの質問は大きく「導入前に準備が必要なものの質問」(パソコン、イラストレーター、ラミネーターなど)と、「導入後の運用の質問」(トラブルのときの対応など)の2つに分かれる、とまとめています。いちばん大事なのは、導入して1年後、2年後にうまく使えているイメージを持てるかです。そのうえで、向かないケースや注意点も確認しておきましょう。
動画撮影時の当社のお客様は、月100〜200枚、またはそれ以下の小ロットでプリントされる方が中心でした。現在の製品ページでは、ペイスターを組み合わせれば1枚の小ロットから月1,000枚以上まで対応できると案内しています。生産量を増やしたい方は、白トナー×ペイスターと主要DTFプリンターの生産性比較もあわせてご覧ください。
よくある質問
- WTRIP835はMacで使えますか?
- 印刷に使うRIPソフトがWindows用のため、Windowsのパソコンが必要です。Macで作ったデータは使えます。現在の対応OSはWindows 10以降で、ARMプロセッサ(Snapdragon搭載など)の機種、Windows RT、Surfaceの一部は使えません。
- ラミネーターは必要ですか?
- あった方が良い、つまり必要です。印刷シートと糊シートを先にラミネーターで仮圧着すると糊付けがしやすくなり、転写紙の失敗が減ります。お手元のラミネーターも8〜9割は使え、2枚が密着してまっすぐ出てくればOKです。
- トナーは最初に予備を買っておくべきですか?
- 必要に迫られない限り不要です。トナーは在庫があり、ご注文後すぐ発送しています。ディスプレイの残量が2目盛りほどになったら準備すれば間に合います。白トナー・白ドラムは未開封でも劣化するため、現在は購入後6ヶ月以内の開封をおすすめしています。
- イラストレーターが無くても始められますか?
- 始められます。RIPソフトはPDF・AI・PNG・JPG・PSDなど多くの形式を取り込んで印刷できます。色味の修正などには編集ソフトがあると便利で、無料ソフトなら動画撮影時はInkscape、現在の製品ページではAffinityシリーズをおすすめしています。
- どのくらいの広さがあれば設置できますか?
- 幅160cm・奥行80cmの机が1つあれば十分で、奥行は60cm以上あれば足ります。スウィング式プレス機は横に回すと最大約80cmになるので横にスペースを空けてください。プレス機は会議用テーブルのような薄い机ではなく、しっかりした机に置いてください。
- 導入後のサポートはありますか?
- 導入後のサポートは無期限です。電話・メール・テレビ電話で対応しています。導入直後は質問が多くても、1〜3か月ほどで慣れて減るのがこれまでの傾向です。転売品や中古品など、当社での購入履歴が確認できない場合はサポート対象外です。
この記事のもとになった動画
【累計600先】白トナープリントWTRIP835の導入直前での質問集 業者様向けTシャツプリント講座(2024年8月公開。価格・実績・仕様は当時のもの)
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※本記事の現在の価格・仕様は2026年10月時点の情報です。動画内の価格・実績・サポート体制は撮影時(2024年8月公開)のものです。
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